ポイント・クーポンの管理
ポイントの有効期限について
ポインポンのバージョン2.3.0以降において、ポイントの有効期限が設定できるようになりました。
デフォルトでは有効期限は「なし」に設定されています。以下では「あり」に設定した場合の各種設定や仕様について記載いたします。
有効期限の仕様
- 有効期限は年や月単位ではなく、日数での指定となるため、閏年などの影響を受けます。
- 残りの有効期限が指定された日数未満の場合、ストアの下部に表示されるポイントアイコン(フローティングと呼びます)内に通知を表示します。
- ポインポンはポイントをShopifyのクーポンに変換して使用します。そのため、ポイントの有効期限とは別にクーポンの有効期限も存在し二重管理となります。クーポンの有効期限にはポイントの有効期限と同じ日数が設定されます。
- ポイントは一括管理となります。ポイントの付与毎に個別の期限はなく、ポイントの付与が行われた際にすでに所有しているポイントも含め一括で有効期限が延長されます。
- 失効判定には「最終付与日」「最終購入日」「顧客作成日」が使用されます。
- ポインポンのポイント付与が全商品発送時にポイントが付与される仕様上、購入から発送の間に失効しないように最終購入日が判定に含まれています。
- 有効期限が「なし」の状態から有効期限「あり」の状態に変更する際に、お買い物がされていなかったお客様のポイントが即時失効することがないよう、猶予期間が自動的に設定されます。
失効の処理
失効処理は毎日0時〜6時の間に順次行われます。処理順番により処理時間にずれが生じます。
ポイントが0ではないお客様を対象として
- 顧客が新規作成された日(Shopifyで管理)
- 最終購入日(Shopifyで管理)
- 最終ポイント付与日(顧客メタフィールド:PPポイント最終付与日時で管理)
これらの日付にポイントの有効日数を加算して求めた日付が、全て過去日である場合にポイントの失効が行われます。
また、他のShopifyFlowの処理が重複した場合などに実行が失敗する可能性がございます。そのため翌日以降もポイントが残留している場合には再度失効処理が行われます。
最終ポイント付与日について
顧客メタフィールドに作成されるPPポイント最終付与日時の更新は以下のように判定されます。
- 基本的にポイントが加算されたときに更新されます。
- ポイントの減算(使用や調整など)では有効期限の基準となる最終付与日は更新されません。
- ショップでの調整にてポイントを付与した時はポイント最終付与日時は更新されます。
- ショップでの調整にてポイントを減算した時はポイント最終付与日時は更新されません。
- 発送前キャンセルによるポイント戻しではポイント最終付与日時は更新されません。
その他注意点について
- 新規顧客ポイントの場合、ゲストやメルマガ会員を含むアカウントの作成日が基準となります。メルマガ会員になってから有効期限日数を超えてしまった場合、本会員でなくともポイントが消失し、本会員登録時にポイントは付与されません。ご注意ください。
- 顧客セグメントに「PoingPong - ポイント失効対象 」「PoingPong - ポイント失効前の通知対象」が作成されます。本セグメントの内容は変更しないようにしてください。このセグメントの情報を元にフローティング内での失効通知や、失効処理が行われるため、セグメントの内容を変更したりセグメントを削除したりすると正常に動作しなくなります。このセグメントを操作しないようにしてください。
- 顧客メタフィールドに「PP最終変動後ポイント(変更不可)」「PPポイント最終付与日時」が追加されます。本メタフィールドの情報を元に上記セグメントに含まれるかどうかを判定いたします。このPPポイント最終付与日時を変更してもお客様が実際に所有しているポイントは増減しません。保持ポイントを増減する場合は必ずアプリの「会員とポイント」からご変更ください。PPポイント最終付与日時を変更すると失効の基準日が変更されますので、一部お客様対応で使用する可能性はあるかと思われますが、基本的に操作を行わないようにしてください。
設定画面について
ポイントの有効期限
インストール時のデフォルト値は有効期限「なし」になっています。
有効期限を「あり」に設定すると、各日数を指定することができます。
有効期限を「あり」にしても既存の発行済みクーポンの有効期限は変更されず、無期限のままとなります。
ポイントの有効日数
ポイントが失効するまでの有効日数を入力します。30日間〜730日間の間で設定が可能です。
年の単位ではございませんので、365日で設定で設定した場合はうるう年が入る場合、1日前後する可能性があります。
ポイント失効前の通知
ポイントの失効日が近づいてきた場合に、ポインポンのフローティングアイコンをクリックした際にお客様に通知を行います。
この失効通知は以下のように表示されます。
別システムなどを活用して通知を行いたい場合
ポインポン自体にフローティング以外での通知する機能はございませんが、顧客メタフィールド、セグメント、ポイント変動トリガーなどを用いてポイントの情報を連携することが可能です。Flowやマーケティングオートメーション、他アプリなどで連携された情報をご利用いただけます。
→外部連携の例等についてはこちらをご参照ください。
ポイント失効処理の開始日
有効期限が「なし」の状態から有効期限「あり」の状態に変更する際に、設定期間以上のご購入がなかったお客様のポイントが即時失効することがないよう、猶予期間が自動的に設定されます。
これは、下記のような問題が考えられるためです。
- 例えば有効期限なしの設定がされていた2年前に購入されたお客様がいます
- マーチャント様がポイントの有効期限を1年(365日)に設定をします
- もし猶予期間がないと、バッチ処理にてポイントがすぐに(翌日の深夜帯に)失効してしまいます
- お客様は「今まで有効期限がなかったのに猶予もなくいきなり失効してしまう」となります
このため、初回の設定時に自動的に、設定日に有効日数を加算した日を処理開始日として記録いたします。ポイントの失効処理はこの日から行われます。
※多数のマーチャント様が同日に失効処理を開始する設定が行われた場合、初回のみ失効対象者の数が膨大になる可能性があります。そのため、処理開始日が他のマーチャント様と重複した場合に、数日後ろにずらす処理が含まれています。設定した有効日数を足した日付より後の日付が入ることがありますが、これは仕様内の動作となります。
設定の際は、いつから削除処理がはじまるのか予めご確認いただき、お客様へのご案内などを行なっていただきますようお願いいたします。